スウェーデンに一年住んだ振り返り:今の職場には満足していない

まだまだダラダラと書いてます。自分の振り返りについて。

前回、僕が研究者になった理由を書いた。そして、現在僕は実際に研究者として働いている。しかし、実際のところ今の職業には納得していない。

なぜなら、分野が僕の興味とは違うから。研究者と言っても銀河を研究する人もいるし、電気を研究する人もいるし、歴史を研究する人もいる。僕がいる研究機関は、医療系の研究機関であり、基本的には人を救う目的で研究している。ただ、僕は人を救うことにあまり興味がない、というよりかもっと「生命とは何か」というような基礎的な研究がしたいのである。

僕自身が今の職に応募したのになぜ自分がやりたい仕事をしていないのか。
理由その1は単純に僕の能力がないから。能力がある人は自分でお金を取ってきて自分のやりたい研究ができるのだけど、僕の場合は誰かが取ってきたお金を使わせてもらって研究してる。だから自分の思い通りにはならないのは仕方ない。

もう一つは、この職に応募した時、書かれてあった研究内容が僕の興味・能力と合致していたから。しかし、実際はプロジェクトが進んでおらず、僕の能力を発揮できる以前の段階であり、今の僕はほとんど役に立っていない。例えて言うと、車の塗装のために呼ばれたのだけど、車自体がまだできていなくて組み立てを手伝っている状態。興味もないし能力もない状態なのである。

今の状況は打破したいのだが、僕は研究者として何を解明したいのかが明確によくわからないのである。そこが1番の問題。一体僕は何をしたいのか。僕の人生の中で何を成し遂げたいのかがわからない。終身雇用だと、そんなこと考えなくてもいいのかもしれないが、僕には任期がある。答えが出なければ動けず、結局無職となってしまう。焦るがどうすればいいのかわからない。