[DE→PL]寒波の中 その3:ベルリンの壁

ベルリンで行きたいところはいくつかあるが、まずはベルリンの壁に向かう。日が暮れる前に見ておかないと真っ暗で何も見えなくなってしまうからだ。

ベルリンの壁は言わずもがなの冷戦の象徴。第二次世界大戦に敗れたドイツは、英・仏・米・ソ連の4カ国に分裂統治された。その直後、ソ連を中心とする社会主義国側とアメリカを中心とする自由主義国側で冷戦が始まる。それをきっかけにドイツもソ連が統治していた東側と、米・英・仏が統治していた西側で二つに引き裂かれることになる。ベルリンは、ドイツの東側にありソ連統治部分の中心近くにあるのだが、西ベルリンが自由主義国側を支持したため、東ベルリンが西ベルリンを囲うように壁を作ったのである。

日本もドイツと同様に第二次世界大戦に敗れた国である。しかし日本はソ連には統治されず、アメリカのみに統治されたおかげで、冷戦によって分断されることはなかった。もし日本がアメリカとソ連によって分割統治されていたら、ドイツあるいは朝鮮のように二つに分断されていたかもしれない。

ベルリンの壁を見ると行っても、ベルリンの街のいたるところにあるわけではない。少なくとも目につくほどちゃんと残されているわけではない。その中でも、イーストサイドギャラリーと呼ばれる場所は1km以上に渡って壁が残されており、壁自体がアードギャラリーとして展示されている。ということでまずはイーストサイドギャラリーへ向かう。

===疲れたのでここまで===