[IS]オーロラを見に行く5:ついにオーロラ

前回のアイスランドの記事から、一か月ほど経ってしまった。年をまたいでのアイスランドの旅、今回が最終回です。今までの記事はこちらにまとめてあります。


レイキャビクを観光した後、夜にブルーラグーンという場所に向かった。ここは地熱発電所からの排水を利用した、巨大な温泉施設である。夜7時に事前に予約しておりその時間にブルーラグーンへ向かう。レイキャビクからはおよそ車で1時間の距離。夜7時とはいえ、まだサマータイム中なので空は若干明るい。 温泉夜まで待ってオーロラを見れればいいと思っている。




さすがアイスランド、このブルーラグーンの入場料は約8000円。施設は綺麗で巨大であるのだがそれにしても高い。シャワーを浴びて水着に着替え外の温泉に向かう。お湯は若干温めであり白く濁っている。無料で泥パックをするところがあるのだが泥がほとんどなくこそげとるようにして泥をとった。


辺りは暗くなり、サウナに入ったりまた湯につかったりするがさすがに長い時間入っていると飽きてしまったので、もうオーロラを見る前に温泉から出てしまった。

施設の中にあるレストランで飲み物を飲み、これから宿に向かう途中でオーロラを見ることにした。ブルーラグーンからレイキャビクまではほとんど光がないところなので、オーロラの観察にはとても良いはずである。

ブルーラグーンの駐車場では韓国人のおばさんのおばさんが何か話していた。韓国語なので何を話してるのかわからないが空を見上げオーロラという言葉を言っていた空を見上げると、確かにぼんやりと線のようなものが見える。あれが一体雲なのかオーロラののかわからないがとりあえず暗いところまで移動する。

ブルーラグーンから帰る途中、道の横にある砂利道の駐車場にたくさんの車が止まっており、そこに人が空を見ていた。そこの場所僕たちも車を止め、観察している方の方へ行く。空を見上げている人に聞くとあれはオーロラだと言っていた。確かにうっすらと雲のようなものが見える。あれが雲でないということが分かるのは、月が全く出ておらず光も全くないのに白く見えていることと、形が刻一刻とすばやく変わっていることである。
ずっと見ていると、目が慣れてきてはっきりとオーロラだと分かるようになった。しかし写真のようにカーテンのようにはなっておらず緑色にも見えなかった。写真を撮りとても長い露光時間にして写真を撮ると確かに緑色になっていた。実際にはあれがオーロラかとちょっとがっかりした気分にもなったが、去年行ったスウェーデンのキルナでは全くオーロラが見えず、そもそも北欧ではオーロラが見ることがほぼ難しいと言われていた中でアイスランドで見れたことはとても良かった。

しかもこのアイスランドの滞在中晴れたのはこの最終日の夜だけであり、運がいいのか悪いのかわからないがとりあえず晴れてよかった。

オーロラが見えたということでもう夜もかなり深くなってきたのでレイキャビクに戻ることにした。レイキャビクにも街の端にオーロラスポットがあるということでそこに向かうことにした。そこの駐車場にもたくさんたくさんの人が車を止めておりオーロラを見ていた。僕たちもしばらく見ていたがさすがに外が寒くなり、眠気もかなり増してきたので宿に戻った。

ともかくオーロラを見るというアイスランドでの目的は達成したのである。

次の日の早朝空港に向け車を走らせるこの後のことは実はもうずっと前の記事に書いていることであるが飛行機に乗り遅れるという最悪の事態になってしまった。

ということで、長ーいアイスランドの旅、終了です。次の旅をお楽しみに。誰も見ていないかもしれないけど。