研究中に出るゴミデータ

上記の写真は研究中に撮った顕微鏡写真です。あまり詳しくは言えないけど、120%使えない写真なので載せます。

上のほうが、青いのが少なくて、下のほうが濃いですよね。

でも、本当は逆に上のほうが明るくなるはずなんです。全く反対の結果が出て、「なんにもいえねえ」って状態ですよ。まじでどうなってん。

まぁ、よくわからない写真を見せられて、よくわからないことを言われてよくわからないと思ってるでしょうが、とにかく研究ってお金がかかるんです。

家一軒建つほどのお金を使って、パソコン一台分のデータが出るんですが、実際に使うのは、写真三枚とかそんなもんです。論文も英文で六ページ程度。ほぼ99.999%はごみで、0.001%のエッセンスだけを書いて論文にする。バオバブの木から一本の爪楊枝を作るようなものです。

別にそれは悪いとは思えません。世の中も、膨大な基礎研究のエッセンスを集めてお金を稼いでいるので、結局はプラスなんだろうと思います。しかし、この基礎研究で出る膨大なゴミ(物理的なゴミ、いらない情報など)をどうにかして有意義なものに変換できないかなと思ってます。