100分DE名著 『生きがいについて』 その1
生きがいとは何かを考えていたときなので、今月の100分で名著は自分にぴったりだった。
読んだものをまとめていく。
生きがいの定義
生きがいとは人生になくてはならないもの。主観的なものであり客観的に他人が定義することが出来ない。生きがいは何かと説明する必要はなく、腹の底から湧き上がった喜びこそが生きがいであるといえる。
生きがいを考える導きとなる4つの問い
1.自分の存在は、何かまたは誰かのために必要であるか。
2.自分固有の生きていく目標は何か。あるとすればそれに忠実に生きているか。
3.人生あるいはその他から判断して。自分は生きている資格はあるか。
4.一般に人生というものは生きるのに値するものであるか。
自分固有ということは、他人に認められる必要はないということ。
人間が生きがいを感じる時
、人間が最も生きがいを感じるのは自分がしたいと思うことをと義務とが一致した時だと思われる。自己の存在目標をはっきりと自覚し、自分の生きている必要を確立しその目標に向かって全力を注いで歩いている人、言い換えれば使命感に生きる人ではないか。
疑問 生きがいを感じる際に他人は必要なのか?
ここからは僕の疑問。アドラー心理学では、悩みは100%他者との関係から生じるものであるが、他者がいないと喜びを感じることが出来ないと言っていた。今回もよくわからないのは、生きがいとは他人に認められる必要はないと言っておきながら、問の部分で他人のために必要であるかと聞いている。
例として、自宅で熱帯魚を飼うのが自分の生きがいだと感じる人を挙げる。熱帯魚を飼うことで心から喜びを感じる際にはそれが生きがいであると定義できる。しかしそれは全く他人にとっては必要ではない。その場合には本当に生きがいと言えるのかどうか、他人を助けない場合には生きがいと呼べるのかどうかが僕にはよくわからない。