残りのバルカンを塗る その1:ベオグラードに到着

ヨーロッパを陸路でつなぐ旅も、終盤に差し掛かってきた。残るは、バルカン半島の一部と、東欧だけである。今回はその中からバルカン半島の国、セルビアからコソボを通ってアルバニアに抜ける旅をしてきた。

まずは、セルビアの首都ベオグラードに飛ぶ。バルカン半島は前回の旅でも通ったが、僕が考えるヨーロッパとはかなり雰囲気が違っていたので、少々緊張している。
ベオグラードはセルビアの首都であるだけでなく、旧ユーゴスラビアの首都でもある。ユーゴスラビアは巻けどない、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、クロアチア、スロベニア、モンテネグロからなる連邦国家である。その中から、セルビアとモンテネグロ以外は離脱し、2か国でユーゴスラビア連邦共和国を結成した。その後、ユーゴスラビア連邦はより緩やかな国家連合であるセルビア・モンテネグロになったのだが、2006年にモンテネグロが独立したことにより、セルビア単独での独立国になった。

空the港から外に出ると、ちょうど町の中心部に向かうバスが停まっていた。そのバスにのり、中心部の近くで降りた。朝から何も食べていないので、何か食べようとレストランを探していたら、並んでいるパン屋があった。お店の店員があまりにも美人で見とれていると、どれにするかと聞かれたので、一応そこのパン屋で一番高いパンを買った。と言っても、120円程度である。

そのパンは中にミンチの肉が入っていて、サラエボで食べたものとほぼ同じものである。バルカン半島で一般的なパンで、あとから調べるとブレクというクロアチアのパンらしい。

ベオグラードには、その日の夜9時半まで滞在する。ゆっくりと歩きながらそのパンを食べ、まずは聖サワ教会に向かった。公園では、何をするでもなく男たちが座っていたり、ベンチで寝ていたりする。僕の経験上、途上国であればあるほど男が公園で屯しているような気がする。

聖サワ教会の中は工事中であったが、地下に礼拝堂があり、そこは全体が金ぴかであった。僕がいますんでいるスウェーデンにも教会はあるが、全体的に質素な作りが多いのでこういう教会を見ると外国に来たという雰囲気がする。

今日は疲れたのでこのへんで・・・