強い堀・弱い堀 #学ぶ
強い堀(構造に依存=崩れにくい)
| 種類 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| ネットワーク効果 | 使う人が増えるほど価値が上がる。後発は基盤ごと作り直す必要がある | マーケットプレイス、SNS、決済網 |
| 構造的コスト優位 | 立地・希少資源・規模の経済など、後発が同じコスト構造を再現できない | 鉱山権益、超大量生産による原価優位 |
| 無形資産(特許・規制ライセンス) | 法律で守られた排他性 | 医薬品特許、放送免許、金融ライセンス |
| 効率的規模(自然独占) | 市場が小さすぎて2社目が採算に合わない | 地方空港、地域電力網 |
弱い堀(相手の行動・心理に依存=圧力で崩れる)
| 種類 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
| スイッチングコスト | 移行の手間・リスクを嫌う | 基幹システム、ERP、既存ベンダー |
| 慣性・習慣 | 単に変える理由がないだけ | 使い慣れたツール |
| 差別化なきブランド | 中身が同じで認知度だけ | コモディティ商品のブランド |
| 先行者優位(一時的技術リード) | 競合が追いつけば消える時間差 | 新技術の初期リード |
軸のまとめ:強い堀は「物理的・法的・ネットワーク的に再現不可能」という構造そのものに根ざす。弱い堀は「面倒くさい・慣れている・リスクを取りたくない」という相手の行動心理に根ざす。後者は価格や利便性で十分な圧力をかければ崩れるが、前者は原理的に崩せない。
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