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100分de名著 アドラー その1:行動するかしないかはあなたが決めている

100分de名著を読んでみようシリーズ 今回はアドラー。 もともと「人生をどう生きるか」をテーマに僕は見ているのでアドラーはドンピシャです。『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』も読んだけど、そのおさらいのような感じ。結局いくら本を読んでも自分でまとめていつも心の中に思っていないと意味はないんだということが分かった。 アドラー心理学の基本は「人生はすべてあなたが決めている」というもの。これはサルトルやフランクルと同じ。結局哲学者ってみんなこれが出発点なのかもしれない。 アドラーはもっとそのことに踏み込んでいて、「あらゆる行動は、過去の原因ではなく目的から行動をとっている」らしい。 例えば、「顔が悪いから告白できない」ではなく「告白して、傷つきたくないから顔輪が悪いというのを言い訳にしている」と言っている。行動しないのは全て自分の意志であり、何も障壁はないというのである。 ただし、行動した後に傷つく可能性は否定していない。また、行動が成功につながるかどうかも議論はしていない。ただ、行動することはあなたの勇気次第である。

久しぶりのシグトゥーナSigtuna

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年末に日本に2週間ほど滞在していた。スウェーデンに帰ってから次の日はもう仕事だったので、今回の週末は久々にゆっくりとした週末であった。 部屋の掃除もせず日本に帰国したため、今週は部屋の掃除をして洗濯をしてどこにも行かない予定だった。しかしさすがに、2日も どこにも行かないと、気が滅入ってしまうので日曜日は出かけることにした。 ストックホルム周辺はもうあなたが言ってしまったので特に行く行くところはないのだが、できればなるべく遠いところに行こうと思った。その理由は、ストックホルムの SL カードが月額支払で、乗り放題がため使わないともったいないと思っていることが1点。まるで「貧乏な人の考え方」という本に書いてありそうな考え方が、そう思っているのだから仕方がない。もう一点は、移動中に本を読むのが好きなので、なるべく時間のかかるところに行きたかったからである。 ということで今回は、シグトゥーナという所に行くことにした。シグトゥーナは、去年行ったことがあるのだがとてもいい場所だったという記憶があるのでもう一度行ってみた。ストックホルム中央駅から、Marstaまでいき、そこからバスでシグトゥーナに向かう。 冬のスウェーデンは、 暗い上に天気が悪い。特に2018年になってからは、雨ばかりが降ってきた。しかし、今日は晴れである。貴重な日光を浴びなくてはならない。 シグトゥーナには、大きな湖があり以前来た時には、その湖は凍っておりその上でスケートをしている人たちがいたが今回はまだ、凍ってはいなかった。今年は暖かいのだろうか。 岸辺には水鳥がたくさんいて、人が立ち止まると餌をくれるのかとよちよち歩いてくる。大抵の人は餌をあげないですぐ立ち去るが、餌をあげる人がいるとほぼ全鳥が集まってきて大変な騒ぎになる。 シグトゥーナの町はほとんど人がいなかった。冬でしかも日曜日だからかもしれない。もう遺跡は以前見てしまったので、特にやること無くすぐに帰ってしまった。行きに2時間、帰りに2時間かかるが、1時間の滞在だった。 コンビニにカモがいた。いくら店員が追っ払っても中に入ってくる。 遺跡の教会

男の子のなりたい職業 第一位 「学者・博士」に

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180105/k10011279391000.html 保育園・幼稚園・小学校の子供を対象になりたい職業を調査した結果、以下のようになったらしい。 男子 1位 学者 博士 2位 野球選手 3位 サッカー選手 女子 1位 食べ物屋さん 2位 看護師さん 3位 保育園・幼稚園の先生 物心ついてから数年しかたっていないにもかかわらず、男女でこんなに差があるんだなぁ。ジェンダーフリーが騒がれているけど、僕が子供のころとあまり変わらない順位でちょっとほっとした。Youtuberがなくて本当に良かった。 注目すべきは、男子の一位「学者・博士」ですね。僕は現在の職業は大学に所属する研究者で、もろに一位の職業に含まれているので正直うれしい。僕が子供のころにそう思っていたのかは知らんけど。 ただ、僕が想像する研究者と、今の僕の研究者はちょっとちがうな。僕の想像していた研究者というのは、ベージュの探検服を着て、化石を掘ったり動物を双眼鏡で観察したりするイメージ。もしくはビューティフルマインドのように、そこら中に数式を書きまくっているイメージ。 でも実際の僕は、もっと泥臭いことをしている。寒天作ったりビーカー洗ったり。研究の世界は自分の頭だけで勝負することがいいことだと思ったけど、実際にはポジションに就くときは仲のいい人を選んだり、政治も結構力を持ってる。 もっと理想に向かって変化していくか、現実とはこういうものだと妥協して嫌なことも我慢するかが今の僕の悩みどころ。

セクハラ問題

友人(女)と話をしていた。その友人は、レストランで働いていて、今の職場をやめたいそうだ。そのことをオーナーに話すと、人のいない裏に連れて行かれ、いきなり手を握られ、「今まで黙っていたけど、君のことが好きだ。」と言われたらしい。 友人はオーナーのことをとても嫌っており、もうその件があったときから、オーナーの車を見ただけでもゾッとするようになったらしい。でもオーナーと店員という立場で、オーナーに話しかけられたら断ることも出来ないと悩んでいた。 絵に描いたようなセクハラ・パワハラ問題である。僕はその友人から以前からいかにオーナーが気持ち悪いかのプレゼンを幾度となく聞いていたし、そもそもオーナーとは友人ではないので僕は100%友人側につく。 しかし、これが気持ち悪いオーナーだったからセクハラになるわけだけど、もし超イケメンだったらかなりロマンチックな展開じゃないか。 セクハラやパワハラに限らず、第三者が罰を与える時、客観的な判断が求められる。セクハラの場合、女性が嫌がるかどうかというのが材料になるので、客観的な判断ができないのではないか。同じような行動したとしてもイケメンは裁かれず不細工は裁かれるとなると、弱者はより弱者になってしまうのではないかと思ってしまう。 セクハラやパワハラ問題だけでなく、差別を批判するものが一番差別主義者である、リベラリストが最も頭が固いというようなことが多々あると思う。そのような人は、善であると思い込んでいる上で、開くだと思っている悪人よりもタチが悪い。

晴れ

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スウェーデンの首都、ストックホルムは久しぶりに晴れ スウェーデンの冬が辛いのは、寒さじゃなくて暗さである。寒いのに天気悪いっていいことないよね。

将来に悩む

登録している転職サイトからずっと仕事の紹介メールが来ている。ほぼ見ること無く捨ててしまうメールなんだけど、昨日はちょっと見入ってしまった。今の仕事に満足していないのかもしれない。 仕事を選ぶ基準は、大きく「自由であるか」と「安定しているか」がある。その両者は相反するものなので一方を取れば他方を捨てなければならない。 僕が就いている研究者は、非常に不安定でその分自由度も高い。僕自身が選んだのだけど、やっぱり安定した職につくべきなのではないかと思ってきた。 この葛藤は、ずっとやっている。僕は二回も普通の企業に就職したのだが結局研究職に戻ってしまった。「またか」と自分でも思っているのだが、またなのである。 2018年になったとしても別に幸せになんかすぐにはなれないのである。

飛行機で見た映画

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国際線の楽しみは機内食と映画です。 iphoneが発売されてかなり経つのに、未だに飛行機のタッチパネルは動作が遅いのはなぜだろうとずっと思ってました。しかし、今回乗ったJALの飛行機はタッチパネルサクサク動きましたよ。 さて、今回僕が飛行機で見た映画を三つ紹介します。 1.アウトレイジ 最終章 70点。 北野武監督のヤクザ映画。前作は「アウトレイジ」、「アウトレイジ・ビヨンド」とあり、今回が最終回。前作はとても好きで、今回も見たかったのであってよかった。はじめはヤクザの仕組みとかがよくわからなかったので、ちょっと理解してないところもあったけど面白かった。ただ、前作よりもあまりドンパチやらないので、ちょっと評価は低め。ただ、この映画行きと帰りで全部で3回も見たので結局好きな映画です。 北野武さんって、芸人っていう足かせがなくても充分に面白い映画を作るってすごいよなー。 2.君の名は 0点。というか、途中で見るのやめました。 2017年大ヒット作なので知らない人はいないでしょう。スウェーデンでも上映されてたっぽいです(ポスター見ました)。 ただ、僕にとってはかなりの駄作、というか気持ち悪すぎて見るに耐えなかった。 あらすじは、男と女が入れ替わって何かする話です。途中しか見てないのでそのくらいのことしか言えません。 ただね、作者の「俺すごいでしょ感」とか「これ話題になるだろうな〜感」がめちゃくちゃ見えてて、本当に見るに耐えなかった。 口噛み酒っていう巫女が口に入れて吐き出して作る酒のところで、「うわぁ」と思い、男と女が入れ替わった時に、パジャマ姿の女が何故かちょっとはだけてて、胸をもんでたシーンでもう見る気なくなってしまった。映像がきれいとか言われてるけど、それも特に大したことない。 映画だけじゃなくて情報全てそうだけど、何か伝えたい信念のようなものがあってその味付けとして話題とかをくっつけるのはいいのだけど、この映画はとにかく今流行りのものを詰め込んだだけって感じ。「いいね」をもらうためだけに派手な料理を注文する人みたいな感じ。政策がなく政局しかない小池都知事みたいなかんじかな。 『バケモノの子』もテレビで見た時に、あまりにも「獣と人間が喋ってておもしろいでしょ