生きる目的は遺伝子の保存

リチャード・ドーキンス著 『利己的な遺伝子』によると、我々の体は遺伝子が操っており、遺伝子を保存するための乗り物に過ぎない。となると、私達が生きる理由というのは遺伝子の保存であると考えることができる。自分自身の遺伝子というのは、当然ながら自分自身が純度100%の遺伝子を持っている。その次に、父・母・子供が自分に似た遺伝子を持ち、親戚、同じ民族に続く。

生きる理由が遺伝子の保存であるならば、まず第一に自分が生きねばならない。その次に子供を作り、家族や親戚を守り、そして人類のために動く必要がある。

人類のためであれば、他の生物を殺すのは理にかなっているし、家族を守るために他人を殺すことも理にかなっている。しかし、無闇矢鱈に殺すのは間違っている。人類以外の生物も、無生物に比べると我々と同じ遺伝子を持っているからである。

一般人のほとんどがそうしているように、働けば、お金がもらえ自分と家族を生きながらえさせ、かつ人類のためにもなっている。だから労働をすることは正しい。労働をしている人間はそれだけで正しい生き方をしているのである。その次にどういう労働を選択するかは個人による。個人によって性質が少しづつ異なっているので、自分が得意とする労働をすることが善なのである。

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