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日本から韓国へ その2 釜山で昼食

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釜山のフェリーターミナルで入国審査を終え、韓国に入国する。恥ずかしながら今回の旅はソウルに行くこと以外は全く予定を決めていなかった。下調べもしていなかったので、どこに行けばいいかわからない。とりあえずインフォメーションに行き、地図をもらった。港町ということで、海鮮を食べに行こうと、南浦という駅で降り、チャガルチ市場に行った。 釜山はソウルに次ぐ、韓国で第二の都市であり古くから日本と朝鮮半島をつなぐ交通の要所である。私の生まれ故郷である山口県では、東京よりも釜山のほうが距離が近い。今回は大阪からフェリーで行ったが、下関や福岡からもフェリーが出ている。日本だけでなく、国際的に取引を行っている港町であり、コンテナの取扱量は世界で五位である。 港町であるがゆえ、チャガルチ市場という大きな市場がある。その市場の周辺から、海鮮を売っている店が増えてくる。市場自体も大きく、一階は魚介類が売られており、二階にはいくつか食堂がある。 フェリー内で朝食をたくさん食べたせいで、全く腹は減っていなかったがせっかくここまで来たのでなにか食べることにした。メニューを見たが思ったより安くなかったので躊躇していたが店の人が積極的に接客してくるので、ヒラメの刺し身を10000ウォン(1000円程度)分だけ出してくれと頼んだら快く引き受けてくれた。 店のテーブルに座っていると、小鉢がどんどん運ばれてくる。慌てて値段を確認すると、やはり10000ウォンで合っている。どうやらこのようなスタイルが韓国風なのだろう。 すべての小鉢が揃ったところで店員が食べ方を教えてくれた。葉っぱの上に刺し身とにんにく、調味料をのせ、巻いて食べるそうだ。焼き肉でそういう食べ方はしていたが、刺し身でも同じだとはしらなかった。 もともと空腹ではなかったため、すべてを食べることはできなかった、というか空にできた皿はなかった。金額はやはり10000ウォンであった。 釜山でやることはすべて終わってしまった。釜山に泊まっても良かったが、ソウルでゲストハウスを予約してしまったので、この日のうちにソウルに行かなくてはならない。少しカフェで休憩をして、釜山駅からKTXという新幹線でソウルへ向かった。 続く・・・

日本から韓国へ その1 フェリーで釜山へ向かう

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陸路でヨーロッパへつなぐ旅。始まりは大阪から韓国のソウルまで。日本は島国なので陸路で抜けることはできないが、フェリーで韓国や中国に行くことができる。僕は大阪から韓国の釜山に行くことを選んだ。 大阪国際フェリーターミナルはコスモスクエア駅から徒歩15分のところにある。駅を出ると港までの無料シャトルバスが到着したので、バスで向かった。国際フェリーターミナルという名前の割にはこじんまりとしたターミナルである。 丁寧な受付のお兄さんからチケットを受け取り、16時に出国を済ませて乗船する。船内の受付で部屋の鍵をもらう。 僕が予約した席はスタンダードクラスBという二段ベッドの個室。同じ部屋に韓国のおじさんがいたのだが、そのおじさんはスーツケースをおいたきり、結局下船するまでこの部屋に戻ってくることはなかった。ということで実質一人で使うことができた。 乗客は90%以上は韓国人で、中学生ぐらいの若い女性が多かった。彼女らは同じグループのようで、下船する際にみんなで集まっていたから、修学旅行で大阪にでも行っていたのだろう。 夕食と朝食はバイキングである。日本食と韓国食の両方があると書かれてあったが、主に韓国食だった。僕にとっては味はあまり大したことがなかった。船内には浴場がありそこにサウナもついている。男性客が少ないからか、空いていた。朝も入れるのが嬉しい。 食後、8時半頃からは、レストランでのど自慢大会が行われた。僕が想像していたものより、かなり賑やかでアイドルのライブのような雰囲気である。あまりにうるさいので部屋に戻ったが、そこからでも十分聞こえる音量だった。おそらく九時にはもう寝てただろう。通常は早く寝たときは深夜に起きてしまうのだが、今回は朝六時まで起きなかった。船内が快適だったのだろうか。 船というのは思ったよりも時間がかかる。飛行機だとわずか一時間程度なのだが、船だと大阪から釜山まで19時間程度もかかるのだ。そもそも瀬戸内海を抜けるのに10時間もかかってしまう。そこから外海に出るので、船は徐々に揺れるようになる。しかし釜山に近づくと揺れも収まってきた。 続く・・・