習慣を変える方法
『習慣の力』という本を読み終えた。この本は最後の章が要約となっているので、読み返す時は最後の将だけを読めばいいと思う。 まず、習慣というのは無意識なものである。なぜ無意識が必要なのかというと、脳のパワーをセーブするためである。例えばマニュアルバイクを運転する場合、以下の操作が必要となる。 1 左手でクラッチを握る 2 左足でギアを変える 3 アクセルをゆっくり回す 4 クラッチをゆっくり離す 基本的にはこの4つの動作の繰り返しである。これは非常に高度な技術だが、バイクに乗っている人はこれを無意識に行う。そのため、他の考え事などを行うことができる。これが習慣だ。 習慣自体に善悪の意味はない。しかし、良い習慣と悪い習慣は存在する。アルコール中毒やニコチン中毒は確実に悪い習慣だ。1回だけではほぼ影響しないとしても、それが習慣となればそれが致命的なものとなる。逆に良い習慣も積もればとんでもないところに行くことができる。だから、悪い習慣は消し去り、良い習慣を身につけることが必要となる。 週間というのは無意識だが、それは主に3つの行動からなる。 1 きっかけ 2 ルーチン 3 報酬 人はあるきっかけが起こると、何かの報酬がほしいため、ルーチンを行う。タバコを吸うのはなにかリラックスしたいというきっかけがあり、タバコを吸い、結果的にリラックスるをするという報酬を得る。 しかし、タバコは体に悪い。きっかけと報酬は同じでルーチンを変えることは可能である。そのためには、まずどんな習慣があるのかを知る必要がある。 一番かんたんな方法はルーチンを知ることだ。ルーチンは実際の行動だからかんたんである。この場合はタバコに火をつけて吸うことだ。これは普段は無意識な行動だから、習慣であることさえ気づかないが、自分がどのような行動をとっているかを逐一記録するのが一番の近道である。 ルーチンがわかったら、そのきっかけを探す。きっかけは必ずルーチンの直前に起こる。タバコを吸いたい時はどのようなときか。時間が余ったとき、イライラした時など。一番難しいのは報酬だ。タバコを吸うのはリラックスするためかもしれないが、もしかしたら他の原因があるかもしれない。リラックスだけであるならタバコでなくてもいいが、その報酬を間違えると結局タバコに戻ってしまう。報酬を知る方法は、ルーチンを...