オンプレミス(Microsoft)とクラウド(Google)
ある本を読んだ。この本はクラウド時代初期に書かれたようで、ちょっと古いんだけど、十分面白かった。 現在、クラウドサービスの大手はAmazon, Google, Microsoftの三社。Amazonはおいといて、その本はMicrosoftとGoogleの違いをわかりやすく書いていた。 Microsoftは、言わずもがなWindowsがメインの会社。これはパソコンにOSが入っていて、基本的には、手元にあるパソコンで完結できるという思想。これをオンプレミスというらしい。オンプレミスとクラウドは対義語だから、Microsoftとしてはオンプレミスを壊さないようにクラウドを宣伝している。Windowsがここまで普及しているというのはそれだけでかなりのアドバンテージがある。みんなが使い方を知っていて、ソフトもWindowsなら動くというものが多い。だから、クラウドのサーバーもWindowsにすることで、クラウドをみんなに活用させる。 一方Googleはほぼ100%クラウドに依存させようとしている。Googleのモットーは「情報を整理する」ことで、情報をできるだけたくさん掌握したい。しかし今まで各自のパソコンに情報があり、アクセスができない。だからその情報を吸い上げようと、Google driveやGoogle documentなどを無料で提供している。 僕は基本的にはGoogle贔屓である。実際今使っているパソコンもChromebookだし、情報はすべてGoogle driveに保存し、Google documentを使っている。このBloggerもGoogleのサービス。それはGoogleの「情報をすべて掌握し、整理する」という思想に近いものが僕の中にあるからだ。僕もあらゆる情報を一箇所に整理し、それをまとめることで自分というものを作り上げている。もちろんGoogleのように自動にまとめているわけではないけど、手動で整理している。 もちろん、クラウドのデメリットもある。例えばGoogleがもうやめたをすれば、一瞬で情報は消えるし、使うときもオンプレミスよりもタイムラグがある。今はそれが気にならないので、別にいいのだが今後オンプレミスも考えてみようかなと思う。