未来は選択できる

久しぶりに『嫌われる勇気』を読んでみた。まだ全部読んでないが、ひとつずつ飲み込んでいこうと思っている。

まず、最初の話題は原因論・目的論について。アドラーは、人間は過去によって性格が決められているわけではなく、なにか目的がありその目的を達成するために過去を利用しているという、行動はすべて能動的であるということを言っている。これはつまり、自分の人生に対して、自分に責任を追わせるというということである。

ただ、全て目的論的に考えるというのは無理があると僕は思う。例えばインフルエンザにかかって体の調子が悪いときに、「学校を休みたいから体の調子を悪くした」とは言い難い。原因論も完全に否定はできないが、アドラー心理学とのいいとこ取りを取るとすれば、「未来は選択できる」ということかもしれない。過去の影響がないとは言えないが、それでも過去によって全て規定されている訳ではない。

 #direction

アーカイブ

もっと見る