レールに敷かれた人生

『探検家・36歳の憂鬱』に「レールに敷かれた人生」という言葉が書かれてあった。一昔だとよく聞いていたのだが、最近はめっきり効かなくなってしまった。おそらく流行りの言葉というよりは僕と、その周りが変化してきたからだと思う。レールに敷かれた人生は嫌だと思っていたし、現在も思っている。しかし、いつの間にか何も気にしなくなってしまった。現在僕は平凡なサラリーマンである。おそらく僕の周りもそうだろう。

しかし、レールに敷かれた人生とはそもそもどういう人生なんだろうか。堺屋太一さんがテレビで政府にとって税金を取りやすい人生を話していたが、そのことだろうか。4年制大学に入り、卒業したらすぐに正社員になる。20代に結婚し、家を買い、子供を作る。正社員はほとんどクビになることはなく、結婚&家&子供がいるとなかなか会社を離れられない。安定した労働者として税金を収めやすい。たしかにそれは政府が敷いたレールで、レールに敷かれた人生な気はする。

僕はそれには当てはまらないが、でも今の僕は「レールに敷かれていない人生」ではない気がする。ちょっと前に考えていた人生論をもう一度見直して見る必要があるな。

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