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100分DE名著 『ラッセル 幸福論』3:幸福になるには

前回の投稿で、不幸の原因は以下の二つと書いた。 1,不幸な人は、まず悲観主義である。自分で勝手に不幸な世界観を作り、そこに閉じこもる人。常に自分は世間から虐待を受け、自分は被害者だと思っている。 2,他人と比べたがり、他人の目を常に気にする人。他人の目を気にする人は、より一層世評に蝕まれる。 幸福になるには、簡単に言うとその二つを取り除けば良い。つまり、悲観主義にならず、人の目を気にしないこと。 悲観主義にならないために 1.悲観主義にならないためには、考えすぎるのではなくまず行動すること。これが出来ないから僕は不幸だと思うのであれば、まずそれをやってみる。すぐにでは出来ないかもしれないけど、その準備をする。とにかく行動すること。 2.悲観してしまう原因は宇宙から見ると瑣末でとるに足らないことであると認識すること。 他人と比べないために 1.他人と比べないためには、自分が今やっていることを全力で楽しむこと。例えば国内旅行している自分は海外旅行をしている友達より不幸だとは思わずに今やっている旅行を楽しむこと。 2.今やっていることは、他人から拍手喝采を浴びるためではなく、思想や感情を表現したいという止むに止まれぬ感情から来るものであること。そうであれば、他人からの評価が何であれ、続けることが出来る。 なんかこう考えると、SNSってやる意味って全く無いような気がしてきた。投稿するだけならまだしも、閲覧数を気にしたり、他人の投稿を見ることは不幸につながることがわかる。

100分DE名著 『ラッセル 幸福論』2:不幸の原因

幸福になるには、まず不幸の原因を知らないといけない。不幸というのは、外部によって与えられるものではなく、自分自身が作り上げているもの。ラッセルは不幸の最大の原因として、「自己没頭」を掲げた。自己没頭とは自分の内にこもってしまうこと。この本では、「罪人」「ナルシシスト」「誇大妄想」の3つのタイプ、さらに8つの具体的な不幸の原因をあげているが、あまりわかりやすいものではなかったので自分なりに簡潔にまとめる。 主に不幸の原因は以下の2つ。 1,不幸な人は、まず悲観主義である。自分で勝手に不幸な世界観を作り、そこに閉じこもる人。常に自分は世間から虐待を受け、自分は被害者だと思っている。 2,他人と比べたがり、他人の目を常に気にする人。他人の目を気にする人は、より一層世評に蝕まれる。 不幸というのは自分自身が作り上げているものだから、習慣や考え方を変えるだけで、不幸から脱出することが出来る。 続く・・・

100分DE名著 『ラッセル 幸福論』1:幸福は獲得するものである。

Kindle unlimitedをやめて買った2冊めの本。『ラッセル幸福論』は僕の中のベスト10冊に入っているのだけど、その本を紹介したNHKの番組本。どういう紹介をされているのか興味があって読んでみた。 正直言うと、本家の『ラッセル 幸福論』を買ったほうが100倍いいと思う。だけどせっかく買ったので読んだ分だけ大切なところをまとめておこうと思う。 まずこの本の原著のタイトルは ”Conquest of Happiness”。直訳すると「幸福の獲得」。このことからも分かるように、幸せというのは、待っていても勝手に来るものではなく、自分で積極的に獲得していかなければならない。能動的に行動することによって幸福は得られるものであるらしい。 たしかに、僕は今幸福ではないけれど、そのことに嘆いていただけでは全く幸せにはならない。だから、これからは能動的に幸福になるように行動していこうと思う。