100分DE名著 『ラッセル 幸福論』2:不幸の原因

幸福になるには、まず不幸の原因を知らないといけない。不幸というのは、外部によって与えられるものではなく、自分自身が作り上げているもの。ラッセルは不幸の最大の原因として、「自己没頭」を掲げた。自己没頭とは自分の内にこもってしまうこと。この本では、「罪人」「ナルシシスト」「誇大妄想」の3つのタイプ、さらに8つの具体的な不幸の原因をあげているが、あまりわかりやすいものではなかったので自分なりに簡潔にまとめる。

主に不幸の原因は以下の2つ。


1,不幸な人は、まず悲観主義である。自分で勝手に不幸な世界観を作り、そこに閉じこもる人。常に自分は世間から虐待を受け、自分は被害者だと思っている。

2,他人と比べたがり、他人の目を常に気にする人。他人の目を気にする人は、より一層世評に蝕まれる。

不幸というのは自分自身が作り上げているものだから、習慣や考え方を変えるだけで、不幸から脱出することが出来る。

続く・・・