アメリカで詐欺に会うという夢を見た

夢の話。

何故かアメリカで働いていて、茶色いレンガ造りの建物の二階から、外へ降りていっていた。するとたくさんの報道陣が。報道陣が僕にインタビューをする。内容は詳しくは覚えていないが、中国がゼロコロナからウィズコロナへ転換するということで、僕はコロナの専門家でインタビューされるのも当然と思っていた。

インタビュアーが、「安全のためIDと財布を渡してください」と言ってきた。僕は素直に渡した。一人のインタビュアーのインタビューが終わり、隣りにいたインタビュアーがまた僕に質問をする。質問の内容は覚えていないが、時間稼ぎのような、当たり前な質問をしていた記憶がある。すると突然、なにか緊急の報道があったみたいで、インタビュアー全員が車へ戻り、すぐに去っていった。そこで僕は、財布もIDも全て盗まれたことを知った。

絶望していると目が冷めた。徐々に夢だと気づいてほっとする。

しかし、ありそうでなさそうな夢だった。夢というのは完全にない話、例えば空を飛んでいるとか、もしくは完全にある話のどちらかだろう。少なくとも頭の中で思っていることが夢になると思っていた。しかし僕は、この頃海外に行くこともないし、インタビューを受けるような人物でもない。しかし全く嘘ではない。詐欺というのは、あとから思うと明らかにおかしいが、そのときは気づかないようなものだからだ。今回もIDと財布を渡す意味がわからないが、そのときは当然のように渡していた。詐欺というのはそういうものだと認識した、夢であった。

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