観察・仮説・実行ループ

#direction

昨日メモ的に書いたのだけど、PDCAに似たものに、OODAというものがあるらしい。

PDCAはPlan Do Check Actの略だが、OODAはObserve Orient Decide Actの略だそうだ。

OODAのほうが、PDCAよりも優れている。PDCAは最初にPlanがあるのだが、ターゲットにする対象を決めるプロセスが抜けている。問題提起というのが最も重要なことであると思っているので、Observeというプロセスが入っているOODAの方が優れている。

ただし、OODAもわかりにくいことがある。例えばOrient(方向づけ)とDecide(決定)の違いがよくわからない。さらに、ObserveとOrientの間には問題提起というのがあるのだと思うのだけど、それが抜けている。そもそもDecideというのプロセスはわざわざ書く必要があるのか疑問である。

結局、こうやって新しい言葉が生まれてくるのは、コンサルなどが新しい言葉を作らないとビジネスにならないからである。だから、本質はPDCAもOODAも同じく「改善」だろうから、自分の中でしっくりくるものを選べばいい。

僕の中で、改善としてしっくりくるものは、観察・仮説・実行である。これは、科学の研究方法とほぼ同じである。まず観察し、疑問に思ったことに対して、自分なりの答えをつけていく。そしてその答えが真実であるかどうかを確かめるために事実を積み上げていく。

観察と仮説の間には問題提起があり、仮説と実行の間には計画があるが、それらの間は厳密に分けられるものではない気がするので、ここは単純に3つの要素にして、それを回していこうかと思う。その間にもっといいものが生まれることを期待している。

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