なぜゼルダの伝説は面白いのか
相変わらずゼルダの伝説ティアキンをやっている。といっても一日30分ぐらいなのだけど。それ以上やると腰が痛くなってくる。ゼルダの伝説がなぜ面白いのか。それは端的にいうとストレッチゾーンだからだと思う。
タスクをコンフォートゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーンに分ける。コンフォートゾーンは頑張らなくてもできる領域、ストレッチゾーンは頑張ればできる領域、パニックゾーンは頑張ってもできない領域。
パニックゾーンは頑張ってもできないから、報酬が得られない。だから、諦めてしまう。難しいゲームのほとんどがそうである。コンフォートゾーンは頑張らなくてもできる領域。これは作業になり飽きてしまう。
ストレッチゾーンは頑張ればできる領域。例えばボス戦で全滅しても工夫すれば倒せるとか、アイテムとかレベルを調整することでできるとか。ストレッチゾーンが1番ベネフィットとコストの比が大きいので続くのである。
ゼルダはまさにストレッチゾーン。ゼルダは基本的に謎解きゲーム。謎解きゲームのほとんどは正解が一個であり、それに気づかなければ面白くないし、簡単に気付いても面白くない。ゼルダの場合は正解は一個というのをなくしたことである。例えば山の頂上に登るのに道具を使えば一瞬で行けるが、それに気づかなくてもひたすら歩いてもたどり着ける。正解は一個ではないのである。それをメーカーが用意するのではなく、物理エンジンをうまく使うことで無限の正解を生み出すことができる。
Sley