なぜ働いていると本が読めなくなるのか #学ぶ #5star
非常に面白く読めた本。
「 仕事や家事や趣味や――さまざまな場所に居場所をつくる。さまざまな文脈のなかで生きている自分を自覚する。他者の文脈を取り入れる余裕をつくる。その末に、読書という、ノイズ込みの文脈を頭に入れる作業を楽しむことができるはずだ。 それは決して、容易なことではないかもしれない。複雑なことかもしれない。しかし私たちは、その複雑さを楽しめるはずだ。 私たちは、さまざまな文脈に生かされている。仕事だけに生かされているわけじゃない。 読書は、自分とは関係ない他者を知る文脈を増やす手段である。 だからこそ、「半身」で働こう。 そして残りの「半身」を、ほかのことに、使おう。」
—『なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)』三宅香帆著
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