2025GW鳥取 いざ鳥取県立美術館へ #行動する #4star
次の日、朝食も取らずバスで三朝温泉から県立美術館の方へ向かう。バスの運転手の人が優しい人で、美術館に一番近いバス停で止まってくれ、美術館までの道を教えてくれた。
県立美術館ができたことで、駅前はちょっと浮かれている。
まだ早いので、近くのカフェで朝食を食べる。オープン直後に美術館に行くと、軽く列ができていた。
今回の展示は「Art Of The Real」というテーマで古典から現代まで、かなり気合の入った展覧会になっている。中でも1番の目玉はもちろんアンディ・ウォーホルの「ブリロボックス」。鳥取けんが3億円で買ったことで批判が出て、現在返却するかのアンケートをこの美術館で行なっている。このアンケートをするためにはるばる鳥取まで来たと言っても過言ではない。
この前で「こんな無駄なものを買って」と純粋に怒っているおばあちゃんがいた。
出口に出て、アンケートに答える。アンケートの選択肢がちょっと悪意あるのが残念。僕は「返却すべき」と書いた。
このブリロボックスを買ったこと自体は正解だと思う。ニュースになったことで僕もこの美術館のことに興味を持ったし、いい宣伝になった。人口が最も少ない鳥取で、よくわからないアートに3億円というのもインパクトがあった。
ただ、それ以上のインパクトは多分もうないだろう。ブリロボックス自体は世界中にあるわけだし、わざわざこれを見にここまで来る価値はないように思う。さらにブリロボックスは偽物も多い。返却して、お金が戻ってくれば、儲け物だが持っていてもこれ以上の価値は出ないように思う。
美術館自体は素晴らしいものだが、あまりに交通の便が悪すぎる。鳥取自体行くのが大変でその中の倉吉の、駅からも遠いところにあるなんて。しかも美術館なんて日本中に至るところにあるのだから、わざわざここに来る必要は全くない。三朝温泉とか魅力的な温泉はあるが、温泉も日本中にあるし、やはりそこまで多くの人がくるとはおもえない。


