駅弁巡りをやめた理由
最近月に一度ほど出張、旅行があるのでそのたびに駅弁を買っていた。1000円以上するので今まではほとんど買ったことがなかったが、駅弁を買えるほどの金銭的余裕がやっと出てきたからだ。しかし、それは5回ほど続けてやめてしまった。
理由は簡単で、高くてまずいからである。駅弁であるのだからご当地のものを入れるのは当然だが、ご当地のものというのはそこでしか食べられないからご当地なのであって、そもそも保存性の聞く弁当にするのが間違いである。海パンを冬の北海道のど真ん中で売ろうとしているようなものだ。冷たい弁当というのは僕は好きなのだが、駅弁の冷たい弁当というのは合わない気がする。例えば年に一回の旅行で、行きの車内で食べるぶんにはいいが、帰りにたらふくご当地のものを食べたあとに行くというのはやはりあまり良くはない。
このまま苦痛に耐えながら駅弁を買う必要もないと思い、駅弁巡りをやめたのである。