100分で名著 マルクス資本論

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NHKの番組本。マルクス資本論はもちろん知ってるけど、内容を殆ど知らなかったから読んでみた。

まだ完全に噛み切れてないが、人間の方向性は「ミイラ取りがミイラになる」という状態なんだなと思った。『ホモサピエンス全史』に書いてあったことだが、狩猟生活をしていた人間が、作物を育てて家畜を育てていった。その結果、定住を余儀なくされたのは人間の方であり、家畜化されたのは人間の方であるという内容が書いてあった。マルクス資本論もそういうことを言いたいのではないかと思う。

最近テレワークが普及してきたけど、それで「会社(建物)に縛られない」生活だけど、「どこにいても仕事に縛られる」生活になってきたような気がする。電源が必要なのは、パソコンではなく人間であるように思う。

でもやはり謎なんだが、「だからどうすればいいんだ」と思う。著者は、NGOのようなCommonが必要だと言うことを書いてあったが、それが実現できるとは到底思えない。

僕は幸せについて常に考えている。僕自身幸せな人生を暮らしたい。幸せな人生として、単純だがお金があれば幸せになるのではないかと思っている。ものすごくお金持ちになって、世界中をファーストクラスで旅行して、一流ホテルに泊まって、ビーチで一日寝ていたいと思っている。しかし、本当に資本は人を幸せにしてくれるのだろうか。

資本主義において、人は資本を操っているように思うが、実際は資本が人間を操っているのではないだろうか。

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