プロジェクトを成功させる法則
炎上案件が一つ終わった。
この案件は興味深い案件である。同じサンプル由来のデータが2つある。一つは馴染みある解析方法で出されたデータ。もう一つは新規の解析方法で出されたデータ。前者はわずか30分ほどで結果が出て納品できたのだが、後者は一ヶ月もかかってしまった。
僕の読みか完全に甘かった。まずデータの構造が全く予想外だった。それでもなんとかうまくいくだろうと思ったのだが、それでもうまくいかず、意味がわからないところでエラーが起きる。結局この案件は終わったのだが、結果が良かったという結論ではなく悪かったという結論であった。
最近プロジェクトの進め方のような本を読んでいるのだが、そこで書かれてあるのは以下のことである。
1 勝てる試合しかしないこと
2 思ってる2倍の資源を使うこと
確かにこれは他にもいろいろな本に書いてあった。『エッセンシャル思考』では90点以上のもの以外はNoといえと書かれてあったし、他の本にもダイエットが成功する人はダイエットがかなり大変なものであると認識しているからだと書かれてあった。
宇宙事業のような失敗が許されない事業に関してもそうである。はやぶさも枯れた技術のみ使われているらしい。
例えば案件が来て、これは確実に間違いなく自分でできると確信できるもののみやること。プロジェクトが進行中になにか答えが出るだろうと思ったら、それはやらないこと。
断るのは勇気がいる。しかし、引き受けてしまって炎上してしまうよりかはよっぽどいい。
例えば、ダイレクトに断らないにしても「ここまでは確実にできますが、ここから先は経験がなくできる保証がありません。検索も難しいと思います。」と答えればいい。