世界は徐々に良くなっている

『デジタル国富論』を読んでいて、GDPが増えていないにも関わらず、生活の満足度は高くなっているという統計を見た。その理由は、デジタルサービスの充実にあるらしい。いわゆるコスパのとてもいいサービスが増えているのである。

例えばLINEなどは、インターネット料金や電気代などを除けば無料で使うことができる。そしてGoogle検索も無料で使うことができる。これはもはや当たり前になりすぎてありがたみすら忘れている状態かもしれない。

Amazon Primeなら月500円で見きれないほどの映画を見ることができるし、Kindle Unlimitedも月1000円で多くの本を読むことができる。それでなくても図書館は無料で本を借りられる。あまりにコスパがいいサービスが増えているのである。チェーン店であれば、1000円程度で美味しい料理を食べることができるし、お金を使おうと思わなければ、そんなにお金を必要とせず快適な暮らしができるのだ。

もしかしたら、資本主義の終焉も近いのかもしれない。AmazonやGoogleの1強はよくないのかもしれないが、逆に一強になることで、極度な薄利多売ができ、まるで行政サービスのようなことができるのかもしれない。

世界は良くなっているのである。

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