実家へ帰る その1: 広島の漫画喫茶で一泊

先週の土日が出勤日だったため、その次の木金を休み、4連休にし、故郷の山口に帰ることにした。僕は2016年にスウェーデンに行ってから、墓参りに行っていないことをずっと気にかけていた。12月に行こうと思ったのだが、冬は墓に行けないと親戚に言われたので断念したのだ。

今回の旅は、故郷の山口に帰るだけではなく、山陰の旅をする予定である。12月で青春18きっぷで旅をしたときに、備後落合という秘境駅に行った。そこの雰囲気が好きだったが、そのときはカメラの充電が切れていたために、全く写真を撮れなかった。ということで今回はもう一回同じような道をたどることにした。

交通手段は列車である。今回も前回と同じく青春18きっぷを駆使する。旅の始まりは大阪から山口まで。本当はそこだけは深夜バスか新幹線を使おうかとも思ったが、深夜バスはもうチケットがなく、新幹線は1万円以上ということもあり、青春18きっぷで行くことにした。

水曜日の午後、会社を少し早く出て、17時に大阪駅に到着。そこから姫路行きの電車に乗る。今日は山口までたどり着けないことはわかっていたから、広島まで行くことにする。予め調べておいた終電の時間よりも30分ほど早く乗ったので、余裕でつくと思っていたが、僕の考えが甘かった。本当は姫路行きの新快速に乗らないといけないところを、快速に乗ってしまったのである。姫路の直前で新快速が抜かしていったので、もしかしてと思ったが、この快速は新快速よりも姫路につく時間が遅く、そうなると次の岡山行きの電車に乗ることができない。つまり、鈍行では広島に今日中にたどり着けないことになる。

とりあえず姫路に着き、どうしようか考えた。このまま姫路に泊まって次の日新幹線で行くか、岡山まで行き泊まるか。どちらにしろ普通に新大阪から新幹線で山口まで行くよりも高くなってしまう。あまりお金は使えないが、疲労と落胆のせいでできるだけ早く泊まりたい。

しかし、結局姫路から新幹線で岡山まで行き、岡山からまた鈍行で広島まで行くことにした。それだと新幹線の3800円ほど損になるが、ホテルに泊まるよりかは安上がりである。苦しい道を選ぶ自分に少し感心する。

新幹線は早い。結局予定していた岡山発の電車に難なく乗ることができた。そこから広島まで鈍行で向かい、11:30に広島に到着した。広島駅の前にあるネットカフェで泊まる。ネットカフェで泊まるのは何年ぶりだろう。平日だし必ず空いていると思ったが、ブースは残り2席だった。平日でも結構利用している人は多いのだ。だがその残っている部屋がいい部屋で、仕切りがかなりしっかりと作られており、周りを気にする必要はなかった。

しかし、結局ネットカフェで眠ることはほぼできなかった。寒かったのである。毛布も借りられるがそれも面倒でとりあえず朝の5時まで耐えることにした。ネットカフェは騒音、明るさなどで眠れないことは知っていたが、寒いということは忘れていた。

朝の五時に目覚ましをかけ、そこから始発で山口に向かう。

続く・・・