実現可能なことをやる

 過去二回落ちていた科研費に今回は受かった。今回は去年までと書き方を変えて、実現可能性を重要視した。これまでの申請書は、アイデア自体は良かったのだが、実現可能性がことごとくだめだった。アイデアの奇抜さと実現可能性はトレードオフの関係があり、奇抜なアイデアであれば実現可能性は低くなる。僕はこれまでアイデア重視だったのだが、それ早めてとにかく実現可能性を重要視することにした。

お金を出す側の立場になってみればわかる。奇抜なアイデアだけど実現不可能な案件と、安牌だけど、実現可能な案件。どっちにお金を出すだろうか。前者は殆どの場合何も結果が出ず、後者はたいてい結果が出る。お金を出す以上、結果が出るものに出すのは当然である。そこからまた一歩ずつ前進することができるのだから。


sley

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