本 『マルチポテンシャライト』
買う価値なし、読む価値なしの本だった。要するにやりたいことやりましょうって言えば済むことを、意味のない言葉で薄ーく伸ばして一冊の本にしている感じ。読んだ後と読む前では全く何も変わらない。
こういうビジネス本とか自己啓発本って結局言ってることが全部同じ。読者を社会の歯車であると決めつけて「自分のやりたいことをやろう」と書いてある。こういう本を出版している人に言いたいのだけど、本当にあなたは100%その仕事をやりたいと思って生きているのだろうか。本を書いた当事者だけでなく、本を印刷している人たち、宣伝している人たち全員に聞いてみたい。
『ikigai』という本に、生きがいというのは以下の四つが重なったものであると書かれてあった。
・自分が好きなもの
・自分が得意なもの
・社会が求めているもの
・お金を得られるもの
ただ、そんなもの見つけられる方が難しい。だから、それぞれは別の活動でも人生全体でその4つを満たせばいいのではないだろうか。『マルチポテンシャライト』にも書いてあったけど、アインシュタインは相対性理論を発表した際は、特許庁の職員であった。つまり、お金を得られるものと自分が得意なものというのは別であった。
ただ、そんなこと考えず、とにかくやってみようと思えばいいのだ。