『捏造の科学者』はちょっとだけ参考になった


STAP細胞事件のときは、僕は博士学生だった。この本は、追求する記者側が書いた本である。
論文の不正は良くないというのは事実だが、あまりにも叩かれすぎてメディアのほうがかなり悪質だと思っている。

論文が不正だった場合、取り消すか、取り消さなくても再現実験が成功しないのでそのままインパクトもなく終わるということで十分なはず。しかし今回の場合は、小保方さんのキャラクターもあり、どんどん悪い方向に流れていくことになった。さらに笹井さんが自殺するという最悪な事態になり、追求していたメディアはなんのお咎めもないのはおかしい。

この本の著者も記者であり、関連する人にどんどんメールを送って聞いていたが結局この人の目的は、新聞が売れて儲かることだけであるので、当事者たちも全く答えなくていいと思う。自分で命を断つというのは最悪だから、とにかく入院でも何でもして逃げるべきだ。

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