AnacondaとMinicondaの違い #command
AnacondaとMinicondaは、どちらもPythonのディストリビューションですが、いくつかの重要な違いがあります。
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# 1. 収録パッケージ
- Anaconda: データサイエンスに必要なパッケージが多数プリインストールされています。NumPy、SciPy、Pandas、Matplotlib、Jupyter Notebookなど、データ分析、機械学習、科学計算などに必要なライブラリがすぐに利用できます。
- Miniconda: Pythonとcondaパッケージマネージャーのみがプリインストールされています。必要なパッケージは、後からcondaを使ってインストールする必要があります。
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# 2. インストールサイズ
- Anaconda: プリインストールされているパッケージが多いため、インストールサイズは大きくなります。(約5GB)
- Miniconda: 最小限のパッケージのみがプリインストールされているため、インストールサイズは小さくなります。(約50MB)
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# 3. 対象ユーザー
- Anaconda: データサイエンスをすぐに始めたい初心者や、必要なパッケージが最初から揃っている環境を求めるユーザーにおすすめです。
- Miniconda: 必要なパッケージを自由に選択してインストールしたいユーザーや、インストールサイズを抑えたいユーザーにおすすめです。
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# 4. その他
- Anaconda: Anaconda Navigatorと呼ばれるGUIツールが付属しており、パッケージのインストールや管理、Jupyter Notebookの起動などを簡単に操作できます。
- Miniconda: GUIツールは付属していないため、コマンドライン操作に慣れているユーザー向けです。
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# まとめ
AnacondaとMinicondaは、それぞれ異なる利点を持つため、目的に合わせて選択する必要があります。
- データサイエンスをすぐに始めたい、必要なパッケージが最初から揃っている環境が欲しい場合はAnacondaがおすすめです。
- 必要なパッケージを自由に選択してインストールしたい、インストールサイズを抑えたい場合はMinicondaがおすすめです。
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# 参考資料
- Anaconda公式サイト: https://www.anaconda.com/