スタックしてしまったときにやること

何をしていいかわからないというときは誰にもあるだろう。やることがたくさんありすぎるときや、逆にやることがまったくないときに起こることが多い。

そういうときは、一旦机の上を片付けよう。今やっていることも一旦止めて、気持ちをリセットしよう。そこから、やりかけのことや、やりたいこと、あるいはやらなくてはならないことなど、すべてをいったん紙に書こう。おもいつくままにリストアップするのだ。どんなにこまかいことでもいい。

その後は、後回しできるもの、明日やってもいいものはすべて明日に回そう。明日のカレンダーに入力しよう。そして、今日中にやらないといけないことだけを集め、さらに緊急度が高い順番に並べよう。

ここからが重要だ。緊急度が高い順にやっていけばいいが、それで簡単にできればそもそもスタックしていない。

なぜスタックするのか。それはそのタスクがあなたにとって大きすぎるからである。そのタスクを見ただけでは直ぐに行動ができないのだ。そういうタスクを処理するにはあなたの能力を上げればいいが、そんなのは直ぐにできるわけがない。みんな自分の能力を過大評価してしまう。だから、大きすぎるタスクを設定してしまうのだ。

だから、タスクを分解しよう。このときに、分解できるところまで徹底的に分解しよう。嫌いな食べ物でも細かくして、好きな食べ物と混ぜれば食べられる。大きすぎて処理できないタスクも、細かくしていけば進むようになる。

例えば、作らないといけない資料があるとすれば、まずファイルを作るというタスクをしよう。それができたら大きな前進だ。次に見出しを作ろう。見出しは殆どの場合定型であることが多いから作りやすいはずだ。それが済んだら少し休憩しよう。そこからとにかく文字を埋めよう。まずは似た資料をまるまるコピペしよう。そうすれば、遠くから見れば資料が完成したようにみえる。もちろんそれでは完成ではないのは重々承知だ。しかし、何も手を付けていなかったときに比べれば見違えるほどの進歩だ。そこから必要のない文を削っていこう。生み出すのは難しくても削るのは簡単だろう。

そうやっていけばできなかったこともできるようになる。少なくとも前には進んでいる。何度もいうが、自分を過大評価してはいけない。しかし、テクニック次第でできるようになるのだ。

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