続けるためにはコツがある

続けるためにはコツがある。ジムで運動をするというのを例として説明していく。

まず、最も大切なことはスケジュールを立てることだ。ジムに毎日行くのであれば毎日のカレンダーにジムに行くとちゃんと書こう。時間も設定すればより良い。できれば更に細かく設定しよう。例えば、午後六時に仕事終わりにジムに行くなど。なぜそうすることが重要かというと、ジムに行くという行動をできるだけ機械的に行うためのトリガーとしてだ。ジムに行くというのは億劫ですぐ行かなくなってしまうが、仕事に毎日行く人は多いだろう。それは仕事が好きというわけではなく、朝起きたら仕事に行くという習慣になっているからだ。

次に、一日の目標をうんと簡単にすることだ。ジムに行って30分ランニングしたあと、マシンを3周するというのを目標にしたら絶対に続かない。まずは、ジムに行ったら目標達成にしよう。運動をしなくてもいいし、着替えずに帰っていい。あまりにそれでは達成感がないと言うなら、ジムでシャワーを浴びたり、トイレに行くだけでもいい。重要なことは、ジムに行くという行動を無意識にすることだ。

目標を達成しない言い訳を潰せるだけ潰そう。例えばジムなら、トレーニングウェアがないとか、雨が降っているとか、シューズを忘れたとかどんな言い訳でも作ることができる。自分で言い訳をしたら終わりだ。罪悪感がなくなり、目標達成できなかったことが正しくなってしまう。ジムに行くことだけを目標にしようと言ったのは、言い訳を潰す目的もある。運動をしなくてもいいのであれば、トレーニングウェアやシューズを持っていないことは言い訳にできない。残業して帰りが遅くなっても、立ち寄るだけならできるはずだ。シューズを持っていくのが面倒ならロッカーを借りよう。有料だが、自分の投資だと思って徹底的にお金を使おう。

そして、ちゃんとジムに行ったら記録をつけよう。これが報酬となって習慣が続くようになる。毎日1km多く走ることができたとか、ベンチプレスを毎日500g重く上げることができるようになったなど、わかりやすい報酬があればいいがそんな人間は成長しない。だから、自分でカレンダーをチェックをしてそれを報酬と思い込もう。報酬は思い込むだけで報酬になる。これは多くの商品で適応されている。例えば歯磨き粉がスースーするのは歯磨きを習慣づけるための報酬だ。スースーする成分に虫歯を予防する効果はないが、歯を磨いてスッキリしたという感覚を与えてくれる。それだけのために含まれているのだ。ファブリーズに香りがするのも同じ理由だ。だから、ジムに立ち寄ったらカレンダーにチェックを入れよう。そうすると、いつかジムに行かないとなんだか物足りなくなってしまう。そうなるまでジムに立ち寄り続けよう。

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