コンタクトとカレンダーさんの強力さ
ついに眼鏡からコンタクトにした。昔からずっとコンタクトにしたいなとは思っていて、どのくらい前から思っていたか考えたが、少なくともスキューバダイビングを始めた2004年のときには思っていたから、実に18年も思っていたのだ。その間眼科に行く時間もなかったかというとそんな訳あるはずもなく、ただなんとなくいかずにダラダラと過ごしていたのである。
なぜ、18年も放置していたタスクを今できるようになったのか。それはちゃんとカレンダーに書いたからである。僕は今2年に一回程度来るライフハックブームで、色んな本を読んではいろんなタスク管理法を試している。そして、ほぼどの本にも一貫して書いてあるのが、「ちゃんとスケジューリングしろ」という教訓である。ひどく単純であるが、カレンダーに予定を書けばそれをこなす確率がぐんと上がるという教訓である。そしてカレンダーに、「眼科に行く」と書くと本当に眼科に行ってコンタクトにすることができた。まるで長年油汚れがこびりついた換気扇を掃除したような気持ちよさだ。
カレンダーに予定を書くというのは本当に強力だ。コンタクト以外にもう一つできなかったことができた例を書く。僕の家のテーブルには半年間コーラの空き缶がおいてあった。「半年間」もコーラの空き缶があったのである。このコーラはスーパー銭湯に行ったときの帰りに自動販売機で買って飲みながら帰ったときのものだ。缶はゴミ箱には捨てられないし、近くに自動販売機がないから気軽に捨てにはいけない。だからといって半年間も置いとくことはないと思うが、結果的に半年間も置かれてあったのである。それをちゃんとコーラの缶を捨てるとリマインダー設定して、捨てない限りリマインダーが通知し続けるとすると、あっけなく捨てることができた。しかし、これは誰でも数年間、あるいは数十年も触らずに放置しておいてあるものはどこの家庭でもあるのではないだろうか。そういうものは、カレンダーに「捨てる」と書くことをおすすめする。
コンタクトの話に戻る。眼科に電話すると、まず隣のコンタクト屋に行ってどのコンタクトにするかを決めるように言われた。そして水曜日に行くと定休日であった。いつもの僕であればここで心が折れてもうコンタクトは諦めているが、カレンダーでリスケをして、次の日にまたコンタクト屋に行った。本当に僕の背中を押してくれるカレンダーさんには感謝です。初めてなので1Dayで酸素透過性のいいものにした。酸素透過性の重要性をよく知らないがとりあえずはいいものにしないとコンタクトにする習慣がなくなってしまうかもしれない。それではせっかくコンタクトに踏み出した意味がなくなってしまう。
コンタクトを選ぶと眼科へ。まずは目の検査。僕は眼圧を測る機械がものすごく苦手で、眼圧を測る機械に顎をのせただけで怖くて目が開けられない。成功するまでやられるので本当にあの機械は辛い。検査を終えて、ついにコンタクトをつける練習に。まずは看護師の人が僕の目を開けて入れるのだが、やはり相当怖くてなかなか入れられない。鏡越しに右目で左目を見ろと言われるがそんなのは無理である。しかしなんとか入り、そこから自分でコンタクトを取る作業の練習。これもなかなか無理だ。しかしなんとか取ることができ今度は自分でコンタクトをつける練習。ずっと右手でやっていたが僕は左利きなので、左でやっていいかと聞いたら何故か看護師が爆笑していた。これでようやく僕もコンタクトマンだ。しかしまだまだコンタクトをつけることに慣れない。休憩しながら30分ぐらいかかってしまう。毎日つけて練習あるのみだ。