金曜夜の過ごし方


今の仕事は勤務時間が決まっていなく、しかも今は忙しくないのでそんなに朝は辛くないのだが、それでも金曜の夜は少しワクワクする。いつも味のない弁当ばかり食べているので金曜の夜ぐらい少しいいものを食べたい。そこで、うどん屋に行くことにした。うどん屋と行っても500円程度で食べられるところではなく、しっかり1000円以上取る店である。

まだ夕方6時前だったのか、客が全くいなかった。店が混むのは7時過ぎだろうか。一人だったので、全く人がいないにも関わらずカウンターに通された。この場合、どこに座ったらいいか迷う。いつもは端っこがいいが、全く人がいないところで端っこに座ると、僕に全く気づかずにオーダーも取りに来ない可能性がある。しかしど真ん中に座ると、こいつは社長気取りなのかと思われるような気もする。結局少し右寄りの中の席に座った。

何を頼んだらいいかわからないので、セットを頼んだ。ぶっかけうどんと鶏天とカツオご飯。最近気づいたのだが、僕は豚や牛よりも鶏を頼む確率が非常に高い。今日の昼も、唐揚げ弁当を食べたのだが夜もとり天を食べるのである。一日一羽程度消費しているのではないだろうか。

Google のレビューだと「スーパーの食材で作れるレベル」という評価もあったがしっかり美味しい。まぁまずいうどんなど作ること自体が難しいだろう。とり天もご飯も十分なボリュームが有り満足である。

うどん屋を出て、まだ7時前である。さすがに貴重な金曜の夜をこのまま家に帰るのも忍びないので何処かに寄りたい。僕は酒は飲まないのであとはコーヒーか甘いものになる。ただ、金がなく満腹なので、コンビニで買って、イートインで食べようかとも思い、コンビニに寄ったがあまり惹かれるものがないので、コメダ珈琲まで歩くことにした。



期間限定の小枝シロノワールがある。僕はチョコが好きなのでそれを頼んだ。もちろん普通サイズではなくミニサイズ。満腹であることもあるが、お金がないという理由もある。これで僕の所持金はほぼ0になった。シロノワールを頼むのはいつぶりだろう。僕がスウェーデンにいる間はもちろん食べることはできないから、2年以上ぶりになる。僕が三島に住んでいるときは、休日にやることがなくて図書館で本を借りてカフェで一日その本を読むというのが習慣だった。今日もわざわざ本を持ってきて、食べながら読もうと思ったのだが最近は本を読む集中力もなくなってきて、食べてすぐに店を出てしまった。

さすがにもうやることはないので、家に帰る。まだ7時になったばかりだ。どの店も人が少ないところを見ると、まだ食事をする時間ではなく、仕事をしている最中か帰宅途中なのだろう。ポジティブに考えると残業時間が少ないいい職場なのだが、ネガティブに考えると世間に必要とされていない僕とも言える。まぁ、そんなネガティブに考えるとまた胃腸炎が再発するのでやめておこう。