いいことってあまり感じにくいんだろうな

テレビで、いま日本は景気がかなり回復していると言っていた。最近転職した僕は、景気回復を結構ビシビシ感じているんだけど、インタビューでは景気回復を全く感じていないという人が多かった。

こんなのは、インタビューする前からわかっている。景気が回復していると感じるのはかなり難しい。その代わり景気が悪くなるとビシビシ感じるようになる。僕が子供の頃友達が「僕が自転車乗るといつも向かい風なんだ」と言っていたが、確率的にかならず二分の一で追い風になるわけだから全て向かい風になるわけではない。しかし実際に追い風というのはほとんど感じることがないのである。

これは生物学的には危険を感じた方が生命の維持には有利であるから当然であるのだけれども、同時に恐怖感というのは実際の痛みを増幅させるという効果もあり恐怖感を感じることがすべていいわけではない。
精神的には良いことを感じた方が良いには決まっているので、無理やりにも当たり前のことであると自分が思っていることでも、これはありがたいことであると思うことが重要なのかもしれない。

そういえば僕は最近トイレがつまり困ったことがあるラバーカップというものを100均で買ってやってみるがなかなか詰まりが治らなかった。しまいには業者を呼ばなければならないかなと思った。しかしついにラバーカップで詰まりが治ったのである。これはとても僕にとって良いことだ。業者を頼めば1万円ほどの金額がかかるが100円で治ってしまうのだから。こういう喜びを大切にしていこう。