SNSからの撤退

TwitterとInstagramのアカウントを停止し、ついにFacebookのアカウントも停止した。

Facebookは他の二つとは違い、実際に会った人だけがつながっていて、Facebookでしか連絡が取れない人もいたので悩んだが、SNSから離れる心地よさに取り憑かれて勢いで削除してしまった。

実際にSNSをやっていてよかったこともある。Instagramに高校の時の同級生がDMを送ってきて定期的に電話するようになったし、実際にはほとんど話したこと無いけどFacebookで連絡を取る間に、こっちに遊びに来てくれる人もいる。

このブログもTwitterに自動投稿されるようにしていたけど、Twitterを通してコメントしてくれた人もとてもうれしく思う。SNSを辞める時に「残念です」と言ってくれた人にも感謝したい。でも、Twitterから流れなければこのブログを読まないのであれば、結局僕はそのぐらいの存在だったのだなと思っている。

SNSをやめると、いかにTwitterなどで起こっている炎上やバズりなどがちっぽけなものかわかる。そんなことで世の中は変わらないし、自分も変わらない。有益な情報を得ることはあるけど、損することのほうが多い。

『嫌われる勇気』によると、人間の悩みの全ては人間関係の悩みらしい。それならばわざわざやらなくてもいいSNSで人とつながる必要はないではないか。世の中は刻一刻と変わっていって、10年経てば驚くほど生活が便利になっているけど、それは破滅に向かっているように僕は思う。バッタが大量発生し破滅するように、人間も破滅する前の一歩手前にいるのではないか。電気ができ、車ができ、携帯電話ができ、E-mailができ、そしてSNSができる。これらに苦しめられている人はたくさんいる。もちろんその全てを捨てることは出来ないのだけど、せめて少しぐらい捨ててもいいのではないか。