スマホはいらない

iphone が最初に出た頃は欲しくてしょうがなかったけど、今はなんとも思わなくなった。

そもそも僕は、スマホを持っていない。スマホ所有率が世界でもトップクラスのスウェーデンは、スマホを持っていることを前提とした社会になりつつあるのだが、それでも僕はスマホを持ちたくないと思っている。

一番大きな理由は、情報をこれ以上増やしたくないから。スマホはパソコンよりもかなり簡単に情報を手に入れることができる。さらに、スマホに最適化された情報は読みやすい。読みやすさ故に、ついスマホを見続けてしまってダラダラと過ごしてしまう。しかし、内容が薄いため、何にも身にならない。
生活が便利になっていき、余暇の時間が増えたのに結局そんな無駄な時間を使ってしまっては意味がないではないか。


断捨離という言葉が一時期流行って、僕も数冊本を見てみた。そのほとんどが、「本をpdf化してすっきり!」とか書いてあるけど、それは断捨離として完全に間違っている。

断捨離というのは、物質を減らすだけでなく、情報も減らさなければならない。必要な情報以外を捨てるべきなのに、断捨離を語っているやつは物質だけを減らし、情報を一向に減らそうとしない。「パソコンのおかげでモノを減らせることが出来た」とかほざいているやつは断捨離の本質がわかってないし、そんなやつは流行りに乗っているだけでいつか元の生活に戻る。大体カタカナで“モノ”とわざわざ書いているのに、何で物にしか注目してないのか。

話が断捨離を豪語するやつの悪口になってしまったが、とにかく情報が簡単に手に入るようになったから、積極的に情報を捨てていく必要がある。だから僕はスマホを持っていない。タダだったらもらってもいいかなと思うのだけど、1万円でも買わない。ましてや14万円のiphone Xなんて絶対に飼わない。

どんなに便利になったとしても、1日は24時間しか無いし寿命もそんなに伸びないのだから、無駄な情報を積極的に捨てていこう。