あまりお世辞を言いすぎることもよくないな

僕は9月末に今の仕事の任期が切れ、スウェーデンを去る。だから10月から始める仕事を始めなければならない。就活の結果、ありがたいことにいくつかの内定をいただいた。そのすべてが素晴らしいところだったが、その中から一つを選び、そのほかを断らないといけない。

断る際に、「ごめんねー」といえば簡単だけど、僕は以前内定決めたところを取り消されるという悲しい出来事を経験し、同じ業界では次に出会う可能性が高いので、それができない。

ということで、最大限の敬意をもって内定を断る連絡を入れている。「貴社は世界で最高の会社で、僕がそこで働ければハッピーになれます。でも、他を選びました。」と、メールを出した。それで終わりかと思ったが、相手先から「他者を選んだ理由を聞かせていただきませんか。」と連絡が来た。困ったもんだ。

ここでも、最大限に丁寧にしかし正直に理由を書いた。これで終わりかと思ったが、今度はかなり長いメールが来て、最終的に「一度スカイプでお話しできませんか」という連絡が来た。

こまったものだ。僕はその会社は実際に素晴らしい会社だと思っているのだが、どれか一つに決めなければならず、もう内定を決めた会社に「絶対行きます。」と言ってしまったのだ。もうそれを覆すことができない。

困ったものだ。だが、今までこの世界に必要とされなかった僕にとって、社交辞令であっても「あなたが必要です」と言われるとやっぱりうれしい。