最後の旅 ブカレスト到着そして出発

バスは途中
休憩を一回入れ、順調にブカレストに向かっていく。国境ではブルガリア出国の際はパスポートチェックはなく、ルーマニア入国の際にパスポートを回収された。人数は少なく渋滞もなかったのでスムーズに通過した。このバスはwifiがつながっており、荒野を走っていてもネットが常につながっていた。座席にはモニターがついており、映画も見ることができる。ただし、現地の映画で全く面白いものではない。

ブカレストに入ろうとする頃、バスがしばらく止まり運転手が外に出ていった。もしかしたらパンクしたのかもしれない。しばらくしてバスはまた出発し、予定の10分遅れでバスターミナルに到着した。

バスターミナルから北駅まではメトロで行かないといけない。ブカレストはタクシーが積極的に話かけてくる。たまに片言の日本語で話しかけてくる人がいるが、なぜ僕が日本人だとわかるのだろうか。あまり日本人が多く来るとも思えないし。

メトロのきっぷを買い(5)、北駅への行き方を聞く。途中で乗り換えが必要らしい。途中の駅で乗り換えると、その電車は僕がさっきまで乗っていたルートを戻る電車らしく、また最初の駅に戻ってしまった。もう一度乗り換え、北駅についたときには、午後6時になっている。

そこからモルドバ行きの電車のきっぷを買う。インターナショナルのきっぷを扱う窓口に行き、キシナウ行きの寝台列車のきっぷを買った(90)。

出発は7:15.もうあと一時間程度しかない。本当は街に出ようとおもったが駅にとどまることにした。ファストフードで飯を食い、カフェでコーヒーを飲み電車に乗る。電車は30分前には駅についていた。電車に乗ると四人個室に、もうすでにおじさんがふたりいた。二人で一生懸命何かを話している。この辺のおじさんはよくしゃべり、声がでかい。まだ午後7時なのでいいのだが、狭い個室で大声で喋られるとこちらも疲れてくる。しかもうるさいのは僕の個室だけで、あとは全く静かだ。いよいよ注意しようと思ったが、隣の部屋のおばさんが中止しに来てくれたので助かった。

電車は予定時刻の30分遅れで出発した。車掌がきっぷを集め、シーツを配る。ふとんと毛布は予めへやにおいてあったのですぐにベッドを作り眠ることにした。