生きがいについて 生きがいを失ったときにどうすればよいか

愛するものを失ったときなど、いきる目標すなわち生きがいを失うことがことがある。そのときにどうしたらよいか。

それは、悲しみの中心となっているものから意識を少しはずすことである。人生を貫くほどの大きな目標ではないにしろ、具体的かつ短期的な目標をもつことである。例えば明日のニュースを見るとかそのような目標でも良い。そのうち時間が悲しみを癒やしてくれる。

新たな目標を設定する場合、過去とは決別するべきである。未来に何も期待できないと感じる人、つまり生きがいを失った人は、全ては過去によって決定されると思い込み、ただ過去のみを見つめ過去の思い出に没入する人だから。

今まで自分が信じていた価値観や、世間の価値観が正しいわけではない。美しい人が必ずしも人間として価値のある存在とは限らない。教養や成功や社会的地位が人間の価値を決めるものでもない。そう思うだけでも、悲しみを取り除くことができる。