『悩む力』:何が生きる力になるか

『悩む力』の書評。多分に自分独特の解釈あり。

人間は、自分の人生に意味を感じられなくなると、絶望的になってしまう。
それでは、生きる力になるものはなにか。それはお金や学歴などではなく、「私」というものを積み上げていく作業にある。

自分というものを積み上げていく作業では、自我が目覚める。自我とは「私とは何か」を自分自身に問う意識である。

自我が強いあまり、他人との間に壁を作り、自分だけの城を築く人がいるが、その人は必ず破滅する。自分を育てるためには、他者との相互認証しか方法はない。