革新的である・・・はずが

常に「保守的であるより革新的であれ」と思ってる。だから研究者にもなったし海外にも住んでいる。

人間は本来、より良いものを選ぶのではなく今まで経験したことを選ぶものである。食べ物の例で言うと、美味しいものを求めているのではなく、今まで食べたことがあるものを選ぶ。それは生命にとって安全性がもっとも重要なので、なるべく冒険しないように保守的になる。

だから、「革新的である」と思わないと保守的になる。現実僕は今かなり保守的なので、新しい年になり改めて自分に革新的であれと言い聞かせている。

要するに、「入るなら新しいレストランに入れ」ということなのである。

来る金曜日の夜、仕事も終わり僕は新しいレストランに入ることにした。場所は決まっている。通勤途中にあるタパスのバーである。ずっと気になっていたのだが、通勤はバスに乗っており、降りるのもめんどくさい。しかもバーに1人でははいりづらい。ということで今まで敬遠していたのだが、ついに入ることにした。

いざ、店に入る。店員が来て何やら言っている。僕は構わず「1人だ。文句あっか。」という感じで店内に入ると店員が止めてきた。
「Do you have a reservation?」
「No.」
「Sorry, it is full booked.]

そう言って店員は僕を追い出した。
そうなのである、その店は予約制だった。せっかくネットでメニューを訳してきたのに・・・

そうなり、突然気持ちが萎えてしまった。他の店も予約しないと入れない可能性は高い。結局以前行ったことあるケバブ屋で、ケバブを食べたのである。


革新的になるのは難しい。