やらない言い訳をつぶすために、前日に準備をする

以前体重計を買って、体重を計ってみたら一日に400gずつ増えていることが分かった。このままいくと、100日後には40kg増になってしまい、知り合いから「何かあったの?」と言われてしまう。

これではよくないと思い、週に一回はプールに行くことにした。幸いにも家から徒歩10分のところにプールがある。サウナもあるのでそれも楽しみの一つである。

しかし、実際プールに行くときになると一気にモチベーションが下がってしまう。昨日も、少し仕事が遅れてしまい、「今日は遅いからもういいか」なんて思ってしまった。家に着いたのは夜7時。プールは9時までやってるからまだ余裕で行ける。なんとか「プールに行かなくていいよ」と囁く心の悪魔を追っ払い、プールに行く準備をした。

プールのロッカーには鍵がないので、カギを持参しなくてはならない。以前ドイツに旅行に行ったとき、カバンにカギを付けていたのだが、いつの間にかファスナーから外れていた。「そうかー、カギなくしたかー。ならプール行けなくてもしょうがないなー。」と思って、旅行に使っていたカバンの中を見たらちゃんと鍵が入っていた。

これで、プールに行かなくていい言い訳が一つ消えたが、また一つ言い訳が出てきた。ゴーグルが見つからないのである。そもそもがっつり泳ぐわけではないのでゴーグルなんていらないのだけど、せっかく買ったから持っていきたい。「そうかー、ゴーグルないかー。それなら目の健康にも悪いしプール行かないほうがいいよなー。」と思ったが、普通に見つかった。

もうさすがに言い訳も見つからなくなってしょうがなくプールに行ったのである。

上記の僕は、アドラー心理学的に言うと「荷物が見つからないからプールに行けないのではなく、プールに行かないという目的を達するために、荷物が見つからないというのを言い訳にする」という状態である。実際にプールに行ったほうが精神的にも肉体的にもプラスなので、どうにかしてこういう状態をなくしていきたい。

やるべきことをやるためには、言い訳をつぶしておくことが重要なのかと思う。そして、事前の準備によって言い訳というのは消すことができる。今回もあらかじめプールの荷物を職場にもっていっていればほとんどの言い訳はつぶすことができる。特に前日はモチベーションが高いのだから、その時に準備しておけば、当日にやる気なくなっても、「あとは行くだけ」にしておけばハードルは下がるのではないかと、泳いでいて思った。