ビアホイ(ベトナム)

今回のWorld FOOD tripは、ベトナム料理。米を中心とした料理であり、日本人でも親しみやすい。場所は、梅田駅から徒歩五分程度のビアホイというところである。



建物の地下一階にあり、外には椅子がいくつか置いてある。行ったときは午後三時頃だが、ほぼ満席であった。おそらくランチタイムやディナータイムは並ぶのであろう。


店もなんとなく煩雑な雰囲気があり、少しだけ異国情緒がある。僕が座った両隣の客は両方共ベトナム語を話していたのでベトナム人も認める味なのだろう。

メニューは様々あったが、おすすめの麺定食を頼んだ。スイーツと飲み物が取り放題で、1900円。

定食は鶏のフォーと、春巻きとサラダがついている。

ベトナムは米の国である。米の生産量は世界五位(日本は13位)であり、ごはんとしてだけでなく麺としても米を消費している。日本人にも馴染みやすい味が多いが、魚醤やパクチーを使っていることで日本料理とは異なる香りがする。

僕は東南アジアの料理はそこまで得意ではないが、ここの鶏のフォーはとても美味しかった。ほぼ完璧な味だったが、唯一麺がつるつるしていて箸から滑り落ちることが欠点である。

揚げ春巻きはよく食べるが、生春巻きはフォーと並ぶベトナムの代表料理である。フォーと同じく、ライスペーパーで緑の野菜やエビを包んであり、とても美味しい。しかし調べてみるとベトナムではそこまで庶民的に食べられているわけではないらしい。

店内には男性と女性、そしてベトナム人別の人気料理ランキングが掲げられていた。よく東南アジア料理は女性に人気と言われるが、たしかに女性のほうがベトナムっぽい料理が上位になっている気がする。

メインディッシュを食べたあとは、チェーと呼ばれるデザートを食べる。僕が頼んだ定食は、チェーがバイキングスタイルになっていてタピオカやデザートを取り、杏仁ミルクかココナッツミルクをかける。

チェーという言葉はここで初めて聞いたが、どうやらベトナムのローカルデザートだという。現地では温かいものも食べられているらしく、ベトナムに行ったときはぜひ食べてみたい。

ベトナム料理はあまり外れはないと思うが、このお店は本当に美味しかったのでぜひおすすめしたい。