幸せだから人を祝えるのか、人を祝うから幸せになるのか

基本僕のLINEにはメッセージは来ない。

たまにくるとしても、結婚式の案内や新郎・新婦へのメッセージがほとんどである。

僕はいまスウェーデンに住んでいるので、結婚式や二次会は即答で断ることが出来るのだけど、困るのがメッセージである。

僕はどうしても結婚した相手に祝う気持ちがないので、なんと言っていいのかわからない。別にこちらとしては、他人が幸せになろうが不幸せになろうが関係がない。友人ではあるにしても、別に結婚したからと言って友人ではなくなるわけではないので何の感情もないのである。

結婚式のメッセージが典型だけれど、僕は他人を祝うことが出来ない。その理由としては、幸せなのに、さらに祝って幸せにする意味がわからないのである。

なぜそう思うかを自分なりに考えてみた。そう思うのは、僕自信が幸せでないという根本があるからだろうと思う。例えば、結婚することが幸せであるとする。ならば、結婚した友人は幸せである。一方結婚していない僕は不幸せである。不幸せな僕が、幸せな友人を祝うと、友人は更に幸せになるが僕は別に幸せにならない。貧富の差が広がるだけなのである。

ただ、僕の考えは間違っているのかもしれない。多くの自己啓発本では、他人を幸せにすることで自分も幸せになると書かれてある。有名な名言としてこういうのもある。

幸福は香水のごときものである。
人に振りかけると、自分にも必ずかかる。
 つまり、他人を祝うことで自分も幸せになるのかもしれない。ただ、それってどうやればいいんだろう。