[FI→EE→LV→LT]バルト三国早周り その3:エストニアの歴史

バルト三国は比較的新しい国である。エストニアの独立は、ロシア革命時の1918年だが、第二次世界大戦時にはロシアに占領され、大戦後はソ連の15共和国のひとつとなる。

しかし、冷戦の終盤、ベルリンの壁崩壊に象徴されるように東欧の民主化の波がバルト三国にも波及し、1989年にはタリン、リガ、ヴィリニュスを人間の鎖で繋ぐ運動も起き、1991年に独立を果たした。直後に国連にも加盟し、2004年にはNATOとEUにも加盟したのである。エストニアがユーロを導入したのは2011年である。

このような歴史があるゆえ、スウェーデンとエストニアは距離的には近いのだが、エストニアはよりロシアの影響を受け、同時によりロシアを嫌っている。