[TR→BF]ヨーロッパ東端から その9:イスタンブールからソフィアへ

(旅は、ウェブサイトにまとめてあります。)

たった1日しかいなかったのにダラダラと書いているイスタンブール旅ですが、いよいよ脱出。

度に行くときは、航空券はもちろんのこと、途中のバス・鉄道のチケットもかならずオンラインで予約をしていく。入国の時に出国のチケットを持っていないと万が一入国を拒否されてしまう可能性があるからである。とは言え、今まで出国のチケットを見せろと要求されたことはないのだけれど。

ただし、今回のイスタンブール→ソフィア間の鉄道のチケットは取っていなかった。なぜなら、オンラインでチケットは取れなかったのである。


ということで、イスタンブールについて最初にやることは鉄道のチケットを取ることであった。中心部に着き、Marmaray Sirkeci İstasyonuという駅に向かう。カウンターに行き、ソフィア行きのチケットを買う。4人部屋か2人部屋の寝台を選べ、4人部屋を選択した。

実は鉄道が発車する駅はMarmarayではないそうだが、出発の1時間前にMarmarayからシャトルバスが出るそうだ。観光をした後、夜にもう一度Marmaryに戻ってきた。


駅には猫がいる
指定された場所に行って、念のためここがシャトルバス乗り場かと聞いた。すると、そこにいた湯婆婆に似たおばさんが、「そうだ。私もソフィア行きだ。」と言って握手してきた。このおばさんについていけば大丈夫だろう。


出発時刻になり、バスに乗る。僕は一番前の席になり、その隣はそのおばさんが座った。おばさんと運転手はとても仲が良さそうだったので、おそらくおばさんは常連なのだろう。

1時間ほど走り、郊外の駅についた。すると、隣に座っていたおばさんが、荷物を持ってくれと言うのである。よく見ると、そのおばさんはスーツケース1個に荷物がみっしりと入った大きな袋を3つ持っている。たしかにこれは1人では持てないが、おばさんが僕に優しくしてくれていた理由はこれだったのか。

おばさんの部屋に荷物を持っていき、僕が予約した席に行く。


予約したのは4人席だったが、この列車自体ほとんど人が乗っておらず、この部屋も僕しかいなかった。2人席にしなくてもよかった。寝台列車は他の人がいると寝るタイミングを合わせないといけないので、1人というのはとても快適である。疲れているので、すぐに寝た。

夜中の2時頃、列車が停まりパスポートチェックのために外に出て駅舎でスタンプを押された。再び列車に乗り込み、一駅進むと今度はブルガリア入国のスタンプを押すために停まる。しかし入国のときは係の人が列車内に入りパスポートを回収し押したので、外に出る必要はなかった。

列車は走り続け、外が明るくなる。いつ着くのかはわからない。



続く・・・