[FI→EE→LV→LT]バルト三国早周り その8:さっさとヴィリニュスへ

(今回の旅はウェブサイトにまとめてあります)

リガの滞在時間はわずか5時間。しかも夕方に着き夜に出発するので特にやることはない。レストランで食事をした後はリガの街を歩く。

スリーブラザーズ


リガはタリンと比べて、異国な雰囲気はないが、街全体が静かだった。土曜の夜にも関わらず人が少ない。スーパーに立ち寄ると、関西のおばちゃん3人組がいて、ぺちゃくちゃ喋っていた。そこに、現地の若い男性がそのおばちゃんに日本語で声をかけていた。その男性は日本の大学にいたそうだ。おばちゃんはその男性と話し、買い物をしてレジに並んでいた。おばちゃんは、レジの手際が悪いと常に文句を言っていた。平日の何もない時に、わざわざリガまで旅行に来るこのおばちゃん集団はいったい何なんだろうか。話しかけようと思ったが、やめて静かにおばちゃんの会話を聞いていた。

街をブラブラしていると、ついに雨が降ってきた。リガに来るバスの途中、何度も雨が降っていたので心配だったがその雨が追いついてきたのだろうか。

もちろん僕はカサなど持っていないので、近くのカフェでコーヒーを飲みながらバスの出発時刻になるまでひたすら待った。

カフェの店員は二人いて、二人共女性であった。ラトビアは女性の方が男性よりも多いらしく、金髪白人好きの男性にとっては天国のような国であるらしい。現時点であまりものの僕も、是非もらっていただけるのであればもらっていただきたいものである。

コーヒーを毎分1mlの遅さで飲み、バスに乗る時刻になった。これからバルト三国最後の国、リトアニアのヴィリニュスへ行く。バス会社はタリンからリガへの道のりに乗ったエコラインである。


席は前回と同じく3番。一番前である。このバスはモニターがついているのだが、一番前の席はモニターがない。

ところがこの日は、乗客が少なかったらしく僕は7番の席になったうえ、1人2席使えるというのだ。バスに乗ってみると、僕の横だけでなく、前後も人がいなかった。席を倒し放題である。深夜バスというのは、乗ってる乗客の人数によって快適さが変わるのでこれはありがたい。しかし、ヴィリニュスには午前2時にはついてしまうのでちょっと残念である。

バスは順調に走り、午前二時には殺風景なヴィリニュスのバス停に到着した。

(続く)