『情報はすべて一冊のノートに保存しなさい』に対抗する
『情報はすべて一冊のノートに保存しなさい』は、文字通りあらゆることを一冊のノートに保存するというもの。日記やレシートや、観光地のスタンプなど、すべて一冊のノートに時系列で記録していく。この方法は個人的な情報整理の大原則である、「一元化」と「時系列」を守っている。
しかし、一冊のノートというアナログな方法では、なかなかメモを取りにくいのではないか。著者はノートというアナログな方法にこだわっている。その理由は「愛着が湧くから」。その考えには賛同するのだけど、メモを取るまでの手間を考えるとやはりデジタルに軍配が上がる気がする。
ノートの場合、あまりにも小さいノートだと使いづらい。A6程度のノートはポケットに入るかもしれないが、長期的にメモを取って保存していくには心もとない。A5以上になるとポケットには入らない。さらに、書くときにはノートとペンを持たないといけない。これで両手が塞がってしまう。電車の吊革に捕まっているときは、吊革から手を離すだけでも一手間かかる。
しかし、スマホならポケットに入り、片手で操作できる。実際に多くの人が電車の移動中にスマホを見ているだろう。ほぼ無意識にスマホを持ってしまう人も多いと思う。だから、スマホを片手に持つことはノートとペンを手に持つことよりも遥かに障壁が少ない。新たなものを習慣化するためには、なるべく障壁を少なくする努力が必要となるので、メモをとる際にはスマホの方が優れている。
ただし、ノートと違うところはレシートなどを貼れないところ。そこはデメリットかもしれない。
#googlekeep