面接三連戦、終了

もうすぐスウェーデンのしごとの任期が終わるのに、わざわざ僕が日本に帰った理由はただ一つ、面接のためである。ほとんどの企業はスカイプでの面接でOKだったのだが、一社だけお硬い会社が直接面接しか受け付けていなかった。しかも僕の中ではその会社が本命だったために、日本に帰ってきた。面接のために新幹線使う人はいても、海外まで行く人ってほとんどいないでしょうね。これで給料の半月分失ってるんだから。

どうせだからということで、応募していた三社まとめて面接を受けることに。一社目は午前11時から。僕が交通費をケチったせいで、5分ほど遅れてしまった。走ったことによる汗と、冷や汗でもうシャツはビショビショである。

二社目の面接は13時から。一社目の神田付近から新宿へ向かう。僕は東京に住んでいたのに地下鉄はほぼ乗ったことがないから迷いに迷った。結局2社目もぎりぎりになり、再び汗だく。三社目はまたもや新宿から神田方面へ向かう。今度の面接は一五時半だったので、余裕がある。全ての面接が終わったのは午後五時。そこからまたもや新宿に戻り、油そばを食べてバスに乗った。帰りの途中に雨が降ってきて、ビショビショのまま帰宅。ドロドロで動けない状態になった。

今回受けた三社、すべて異なる特徴があってすべていい雰囲気だった。ラフな会社、硬い会社、アットホームな会社、いろんな会社がある。しかし、ここまで性格が違うけどその全ての会社で働きたいと思った。

それ故に、何を基準にして選択したらいいのかよくわからない。選択肢がたくさんあるのは嬉しいことだ。だが、それ故に自己責任で選択しなくてはならなくなる。

何を一番重きを置くべきか。給料、ワークライフバランス、住む場所、仕事の楽しさ。こればかりは他の人に聞いても絶対にわからない。しかし、僕自身、選択する勇気がない。これまでの人生において僕が選択してきたものはどれも失敗であったと度々感じることがあるから。自分を信じること、それが大事なのは100も承知だが、言われただけで自身がつくような僕ではない。

タイムリミットは迫っている。なるべく明日には決めないといけない。今日一日寝て、明日は将来を決める時間にしよう。